フロレッセンス(蛍光性)とダイヤモンド買取価格について

フロレッセンスと言う言葉を聞いた事があるでしょうか?
フロレッセンスは日本語では蛍光性とも言われています。
この蛍光性が実はその後のダイヤモンドの査定・買取価格にも反映されてくるものなのです。

それぞれのダイヤモンドには、蛍光性の違いがあります。
無色に光ったり(紫に見える)、多くの蛍光性は青色に光ったりするのです。
中にはピンクに光ったり、緑、黄、オレンジ等の変り種もあり、それはそれで綺麗な色に発色します。
一般にその蛍光性を見るにはブラックライトの下で見ることが可能です。
最近はブラックライトを使用している飲食店や遊技場などもありますのでその様な場所では顕著に発光します。

NONE
蛍光性なし

FAINT
かすかな蛍光性

MEDIUM  以下蛍光性が強くなる
↓       ↓ 
STRONG
 ↓       ↓
VERYSTRONG

鑑定書に「蛍光性:STRONG BLUE 」(ストロングブルー)とか「強い青色」等、
蛍光の色調や強さを記載していますが、4Cのダイヤモンドの品質とは切り離して考えています。

ここで問題なのは、ダイヤモンド買取の時はこの蛍光性の違いによりダイヤの価格が違いが出てしまうという事です。
なぜなら蛍光性はその特質として稀にギラギラと白っぽく輝き、ダイヤの本来の輝きを邪魔する場合があるからです。
”4C”はどれも立派なダイヤなのに、輝きが弱い、白っぽいなどの場合、蛍光性の強さが影響しているとも考えられるからです。 
なのでそういった事を考慮すると買取価格としては差が出てしまうことがあるのです。

蛍光性の強いダイヤを仕入れ、「今回に限り、特別にお安く値引きます」
というような売り方をする小売店もあると聞いております。
ダイヤモンドをご購入される際には、この事も考慮されての購入をお勧めいたします。

全ての蛍光性のあるダイヤモンドが悪いダイヤモンドとは言えません。
その蛍光性の特質が好きな方もいらっしゃり、
珍しい蛍光色を探していらっしゃる方も居ると聞きます。
ダイヤモンドは同じ様に見えて、その1つ1つ全て違います。
また、選ぶ人も1人1人違うので選び方は千差万別でしょう。
ここでは1つの知識として選ぶ基準としてのお話を致しました。

ダイヤモンド鑑定書とマスターストーンについて

お客様から買取のお問い合わせがあった件の中で、こういった情報も必要かと思いブログに掲載してみようかと思います。

あるお客様から鑑定書の有無をお聞きした処、かなり以前の物であるとの事でした。カラーグレード、クラリティー、カットなど基本事項はカバーされていたのですがあまりにも古いものだったのでカラーの項目の所にはマスターストーンの認定がありませんでした。マスターストーンとは何か?
ダイヤモンドカラーグレードの平準化をはかるためにG I A本部協力のもと、日本におけるダイヤモンドのカラーマスターストーン(基準石)の原器として採用された石のカラーの見本です。

AGL(宝石団体協議会)では通しナンバーのそれらマスターストーンを使いカラーグレードの統一を図っています。
AGLでは平成8年9月からこの制度を導入していると思います。
これによりどこの鑑定機関(AGLに所属する)での鑑定も同じになるというものです。鑑定書を見るとマスターストーンナンバーが記載されてるかと思います。

まだ昔にはこういった基準がなかった時代がありました。
鑑定書もその会社(販売店)自体が作るなどといった所もあったと聞いています。
買取をする時には実物を拝見させて頂ければ、その場で私が鑑定も行えるのですが、メールやお電話での問い合わせですとどうしても鑑定書が基準となってしまいます。
鑑定書が無いから悪いダイヤモンド という事は決してありませんが、あると安心ですね。
また、昔の鑑定書なら新しく取り直してみるのも良いかもしれません。そういったご要望も承りますのでご連絡ください。

一度ご自分の鑑定書をご覧になってはいかがでしょうか?

「月刊人事マネジメント」にてダイヤモンド・宝石についての取材を受けて

昨日は企業向けに真摯に雑誌作りをしている「月刊人事マネジメント」の
坪記者から取材を受ける事となりました。
当社のHPを見て頂き、私の目指すただ販売・買取の為だけの仕事ではなく
宝飾品との賢い付き合い方・欧米的な宝飾品との接し方などの考えに興味・共感を
持っていただけた様子で過去・現在の宝石業界の話や宝石鑑定士としての修行時代
の話、宝石との付き合い方の話など色々とさせて頂きました。
新聞・雑誌に取り上げられる事など久しぶりの事もあり、思うように考えが伝えられたのか
自信はありませんが、おおそよの事はお話出来たかと思います。

色々な場所で、もっと本物のジュエリーを皆さんに気軽に、又安心して楽しんで頂ける様に
情報・知識を発信してお役に立てる事が出来たなら幸いと思います。

日本が抱える鑑定の問題(評価のバラツキ)の現状

これからお話する問題は必ずしも日本だけの問題とは言えませんが、最近お客様からの問い合わせの中でたまに問題になる日本の鑑定機関の現状が重要であると思いますので、ちょっとお話したいと思います。
日本では殆どのダイヤモンドの鑑定書(品質保証書)がついています。
婚約指輪等は海外での同じ大きさのダイヤモンドに比べ、かなり多いと思われます。 
そして鑑定書(品質保証書)には大なり小なり主観的な要素が含まれるので、評価の結果に若干のバラツキが出るのはやむを得ないとされていますが、日本の場合には明らかに問題があると指摘されています。 
勿論、公平な鑑定業者が大部分であるのですが、中小の業者の中には実際に問題があるのも確かなようです。 

日経ジュエリーの 1994年 10月号に指摘された例をもとに検討してみます。 
この記事の中では鑑定業者は「(鑑定を)甘くすることが鑑定書のシェアアップの方策だ」としています。
ここで指摘されている4個のダイヤモンドは日本の二つの鑑定機関で鑑定され、

 1個目の石はカラーで1段階、
 2個目の石はカラーで1段階、クラリティーで1段階、カットで1段階の合計3段階、
 3個目の石はカラーで1段階、クラリティーで1段階、カットで1段階の合計3段階、
 4個目の石はカットで2段階の差があるのです。

1段階の差は価格で仮に 15% の違いがあるとすれば、3段階も違えば価格は 45% も違うことになります。 こんなことが許されてよいのでしょうか?
同誌では「輸入業者が利益をだすために、Si2 と Il とのボーダーラインの石を 100 個買い、それを鑑定に出して Si2 の評価がいくつ得られるかで利幅が決まるとすれば、 
A鑑定業者が 30 個を Si2 にしたのに対して、B鑑定業者で 80 個としたなら、その後鑑定依頼はB鑑定所に流れることになる。」と指摘しています。
大手の鑑定機関では公平性を保つ事を重要視してきていますので、問題にはならない事が多いのですが、中小の鑑定機関では難しい事も多々あります。

現在は鑑定機関協議会は鑑定機関間で監視や、基準の平準化などに取り組んでいまして、1996年、2006年には大きな改正がなされたりもしています。
ですが現状、消費者・購入者にとってそれ以前(平準化の強化前の時期の鑑定書)等では現在の鑑定書との差があったりと、到底満足できる状態でないことも確かです。
しかし、逆に考えれば、この記事は良心的な鑑定機関も存在することを証明してもいる訳です。

鑑定書を基本にして買取をさせて頂く事も多いのですが、こういった問題を孕んでいる事も御座いますので、やはりオンライン査定での概算よりも実物での査定をさせて頂く事によりお客様のダイヤモンドを1つ1つ丁寧に鑑定・査定が出来るかと思いす。
ダイヤモンド・宝石に特化しての買取店としてよりよい買取が出来る様心がけてまいります。

ダイヤモンドの色々な色について

今回はちょっとダイヤモンドの色についてお話してみようかと思います。

ダイヤモンドとは一般的には馴染みのあるものは無色透明ですよね。カラー Dカラーが一番無色とされています。
何故Dから始まるのか・・・一説にはDiamondのDから来ていると言います。 その後はE,F,G・・・と下がって行きます。
買取の値段でも単純にそのカラーランクが良い物が高額になるのですが、この表記がどんどん下がってL,M,N,と行くとその先は今度はVeryLightYellow、LightYellow、FancyYellowと段々色が濃くなり綺麗な黄色(カナリア色ともいう)になります。
少し黄色味を帯びている石は買取値段も下がりますが濃い綺麗な黄色ならどうでしょう?かえって、濃くて綺麗な黄色の石は少ないのでダイヤモンドとしての価値は上がるのです。
何物も何かに特化しているモノは価値があるという事ですね。

無色透明と思われているダイヤモンドも実際には色々なカラーのダイヤモンドが確認されていて、
レッド、ピンク、ブルー、グリーン、パープル、オレンジ、ブラウン
イエロー、グレー、ホワイト等があります。
色の綺麗さや産出される量により個々のダイヤモンドの価値は変わってきますが、これら変り種のダイヤモンドもとても綺麗です。
ただ現在は買取にもたまにあるのですが、天然ではなく人工的に色を着色したカラーダイヤモンドもありますので購入の際にはお店での確認をお勧めします。

もし、すでにご購入されている方で確認したい方がいらっしゃればこちらでも確認できますのでご連絡ください。

ダイヤモンド鑑定書とレーザードリルホール(LDH)について

ダイヤモンドの鑑定書を見てみると通常カラット、カラー、クラリティーカットのグレード表記が記載されているのですが稀にそれに付随して「レーザードリルホール(LDH)を認む」等の表記がある事があります。この事はダイヤモンド買取価格に影響があります。
この「レーザードリルホール(LDH)」とは何か?
単純に説明致しますとダイヤモンドの表面から内包物まで、レーザーで極小の穴を開け、酸などを流し込んだりして、目立たないようにしてしまう処理です。ルーペで注意深く観察すると小さな穴がダイヤモンド表面に見える事もあります。(大抵は裏側から穴を開ける事が多いようです。)ダイヤモンドには不純物としての黒い点のようなもの(カーボンと言われる)が多々内包されている事があるのですが、この黒い点は透明なダイヤモンドには目立つ内包物です。(白色に黒色では目立ちますよね)そういったダイヤモンドを人工的に改善するのです。
全くの天然ダイヤモンドとそういった人の手による改善が施されたダイヤモンドでは買取・再販においてかなり値段の差が出てしまうのは当然の事です。
しかし別の面から見れば大きなダイヤモンドを安く販売出来る事や、もうちょっとその部分が(黒い点が)無ければすごく綺麗に見えるというようなダイヤモンドも多々ある事を考えればレーザードリルがすべて間違った物でもありません。
それはそのダイヤモンドを使うユーザーの賢い買い方での選択の1つだと思います。むしろペンダントやピアス等は高品質で小さい物より安くてもある程度大きさがあった方が良い場合もあるからです。ただ、その知識も無く、また販売業者がその事を告知しないで販売する事、また買取をする事は本来のダイヤモンド業者としてあってはならない事だと思っています。

少しづつでもそういった情報を発信して、みなさんに賢いダイヤモンドとのお付き合いの仕方を紹介出来たら幸いです。
また他にご不明な点があればいつでもご連絡下さい。


ダイヤモンドとモアサナイトについて

ダイヤモンドに似た石でモアサナイトという石が最近は出回ってる事があります。
モアサナイトは無色透明な石でパッと見はダイヤモンドに似ていますが、似て非なる物です。
モース硬度でもかなり柔らかいです。
ディスパージョンとシンチレーションはダイヤモンドより高い数値を持ちますが、私個人的には妙にビカビカしていて、にせものっぽく見えますね。

宝石の価値としてもモアサナイトは決して高いものではなく、あくまでもジュエリーではなくアクセサリーとしての価値と考えます。
ビバリーヒルズダイヤモンドや、従来のCZ(キュービックジルコニア)よりダイヤモンドっぽいので使われていますが、価値はないのでご注意を。


ダイヤモンド4Cについて

よく色々なサイトでも説明しておりますが、僕からも少し説明をさせて頂きます。

ダイヤモンドの価値を評価をする時には4Cと呼ばれる4つのポイントから鑑定をします。Carat(カラット)、Color(カラー)、Clarity(クラリティー)、Cut(カット)の4つです。

カラーはダイヤモンドの色の無色さを表すものでDから始まりE,F,G・・・と少しずつ色が付き始め、HやIカラー等は敏感な人なら色を感じる様になります。無色透明なDが一番良いとされています。

クラリティーはダイヤモンド自体に含まれる不純物や原石での成長に伴う劈開、割れ、成長線、双晶線等が関係し、見た目にどれだけダイヤモンドの結晶に不純物が無いかという事を表します。VVS1、VVS2、VS1、VS2、SI1、SI2、I1、I2、I3とクラス分けされています。VVS1が一番上となります。(この上にはIF,Fとありますがこちらは一般には出回らない物もあります)

カットはダイヤモンドの原石から一般の方がよく見かけるラウンド・ブリリアンカットに削り出した評価で、クラウン側33ファセット、パビリオン側25ファセットの合計58ファセットを持ちます。ダイヤモンドの光の効果を最高に引き出す為に各種ある角度や比率によりそのカットの良さを評価しております。Excelent、Very Good、Good、Fair、Poor等の種類がありExcelentの中でも3EX(H&C)が一番良いとされています。

カラットが最後になりましたが、カラットとはそのダイヤモンドの石の重さを表すもので、その昔商人たちが金やダイヤモンドの重さを量る時に乾燥させるとほとんど誤差なく1つの種が0.2グラムになるキャラブ豆という豆を使ったことからキャラット=カラットになったと言われています。1カラット=0.2グラムで大きさを表します。

この様な4つの点からダイヤモンドの総合的な鑑定を下し、公正な評価を行っております。



お電話などでの買取希望のお客様に問い合わせの時によく鑑定書のある無しをお聞きし、そこに記載されているグレードをお聞きしますのはそういった評価を元に仮査定させて頂ければある程度の値段を出す事が出来るからです。